急いでブログをアップしているので、ところどころ抜けちゃうんですね(^^;)
そういえば岩間の沈下橋を渡って1kmほど行った70.5km地点あたり、おじいさんとおばあさんが私設エイドを出していました。
そこにあったのは梨です!

この梨、新高梨(にいたかなし)というそうで、とっても甘くてジューシーでした。一つを口に頬張って、「美味いですね」と言うと、この梨は「高級品だよ~」とおじいさん。
「写真撮って、ブログ載せていいですか」と言うと、「いいよ~」とポーズを取ってくれました(^_-)

高級品と聞いた私は、浅ましくも、「貰っていいですか」と、2切れ手に持って走り出しましたとさ(^_^)v
こんなこともウルトラだからこそのことでしょう(^^)
さて、梨を食べながら坂を上り、左に曲がると茅生大橋です。

ここから望む四万十川も絶景でしたね!
(レンズに水滴が着いていて残念)


さぁ80km地点(^^;)
ここまでの10kmのラップは1時間8分8秒(o_o)
前の10kmより少しだけ速くなってます!

峠越以降は下り基調のコース図ですがイヤイヤとんでもありません。
ここまで走って来た身には、たとえ60mの勾配でもキツイものです。
しかし残り20kmを過ぎた瞬間から気持ちが軽くなって来ました。もちろんちょっとした下りでも足は痛むのですが、前に進めば進むほど現実的なカウントダウンに入ります。
まだ上りは気合いで走れます(^^)
右足の甲の痛み以外はどこも痛むところはありませんし、呼吸も辛くない。
一転、少しの下り坂、路面の凹凸でも右足は痛み気持ちが萎えます(;´д`)
もうその繰り返しでした。
どんなに辛くても、この雄大な流れが小さな自分を大きく包み込みます。

痛み止めが効いてこの痛みなのか、痛み止めが全く効いてないのか、とにかく痛い(≧∀≦)
どんな痛みも乗り越えてやるっていう強い思いと、もう少しで終わってしまうという寂しい思いが何度も交錯します。
とうとう90km地点。
ここまでの10kmのラップは、1時間8分5秒!
おぉ~ペースが落ちてないし、ほとんどイーブンペースです。

ここまで私を運んで来てくれた最大の原動力は皆さんの応援の力でした。
それと諦めない心かな(^^)
少し前までは、自分が100kmを走り切るなんて思いもしなかった・・・
約10年ほど前に、新たな道に進むため退職の道を選択した同僚に「為せば鍛えれば人は如何なる力も持ち得る」とメッセージを送ったことがありましたが、それを体現することはやってみたものでなければなかなか説得力がありません。少しは自分で言ったことに近づけたでしょうか(^^)
もうあと5kmですよ!
上り坂~大丈夫です(^_^)v

沿道に立つボランティアの方が、あと4.7kmだよと具体的に教えてくれるんです。
マラソンのレースでもあと少しだよ~とよく沿道から言われますが、この具体的な距離を教えて頂くことがどんなに嬉しいか(笑)
あぁ残り3km~
ここも登ってます~良かった(^_^)v

ここでも、あと2.3kmだよ~と励ましてくれます。
ここまで、出会ったボランティアさんには「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えてきましたが、本当に言葉では言い尽くせない感謝の気持ちで一杯でした。
とうとう残り1kmです!

でもここは辛かった(;´д`)
最後にこの坂はツライし、あの先が下りだと思うのもツラかった(笑)

最後の辛い下り!
もうこの時点では、どんなポーズでゴールしようか。メガネはどこで外そうか。
デジカメはどうしようかなんて考えながら渾身の力で走りました。
ラスト500mの沿道には雨の中たくさんの方々が声援を送ってくれます。
私も、ありがとうございまーすと応えました。
そして残り、200m
finish会場の中村中学校・高等学校へ入ると、TH2さん、えむさん、山ちゃんさんが目に入りました!ありがとう感謝感激です!

この時、会場のアナウンスが耳に入りました。「ゼッケン2440の~ 」
あぁ俺のことだぁ!「まだまだ走れる力強い走りです」
いやいやもうダメなんです(;´д`)

そしてゴール\\\\٩( 'ω' )و ////
ゴールタイム、10時間31分37秒
自己ベスト更新でした。
タイムはともかく、諦めず歩かずゴールできたことが嬉しかった。
そして、唾もはかない、感謝の気持ちも忘れないで走れた、完璧なゴールでした\(^^)/
ゴールではTH2さんが待ってくれてました!嬉しかったです!

100km、ラスト10kmのラップはラスト1kmでの上りもあったせいか若干ペースは落ちましたが、1時間8分33秒。でもこれは上出来ですね!

痛みを克服するのは痛みに勝る思いがあるかどうかでしょうか・・・
10時間31分37秒は上出来のタイムです。
もしかしたら足の痛みがあったから、ここまで頑張ることができたかも知れません、摩訶不思議です(^^)

ゴール後は足下は濡れるかも知れないと思い上半身のウェアだけを着替え、これからゴールする仲間を待つことに。
足の甲の痛み以外は特に筋肉痛もない~
年取っているから、痛みは明日だな(笑)
更衣室となる体育館前をウロウロしてたら偶然、ゴールしたY野さんにお会いしました。
途中トイレに立ち寄って、ラストもキツかったようです。
それでも、初ウルトラで10時間台でのゴールは見事ですよ\(^^)/
まだまだ伸び代あるし、何しろ可能性一杯(^^)
またどこかのレースで会いましょう‼️
TH2さん、山ちゃんさん、えむさんとレース回顧なり今後の予定を打ち合わせ・・・

山ちゃんさんから、掲示コーナーにある写真をプレゼントして頂きました(^^)/
山ちゃんさん、写真を見つけて頂きありがとうございました😊

(右足を見ると、縦に付けたチップがよくわかりますね)
まもなくTHさんもゴール。
側溝を飛び跳ねようとした際に足を引っ掛けて、足が攣ったらしく後半は辛い走りだったそうです。
結果的には1週間後のリレーマラソンにむけて脚が残りましたね(笑)激走期待します(笑)
この後、TH2さんは丸亀に。THさん達関西メンバーは、高知市内に場所を移してアフター(^^)
私もカジさんも今夜は高知市内のビジネスホテルに泊まる予定でしたので、THさんご愛用のお店で合流予定ということで先に出発して頂きました~
ところが、カジさんがなかなかゴールに現れません。
カジさんの途中のラップを見ると苦戦している模様・・・かなり心配です。
待つこと2時間半、カジさんから電話がありました。88km地点でリタイアとのこと。何ということか・・・
左右両ふくらはぎの痙攣で歩くこともままならなかったと聞きました(;´д`)
無念のリタイア・・・
finish地点では最終ランナーがゴール

その後、しばらくして終了の花火

その後、バスから降りてきたカジさんにかける言葉が見つかりませんでした。
2人で車を停めている安並運動公園まで循環バスで向かいました。バスの車内でカジさんも、少しは落ち着き、いろいろ反省点を含めレースを2人で振り返りました。
必ずや次に活かされるはずです!
もう後ろは振り返ってません\(^^)/
安並運動公園を、出発したのは20時半。雨も降り続けるなか走った後の体で100km先の高知市内を車で目指しました(;´д`)
途中、ナビの到着予定は22時40分だったので、THさんには残念ながら打ち上げには間に合わないとの連絡を入れました。
結局、ホテルに到着したのは、23時・・・
それから2人で、ホテル近くにあるラーメン屋で打ち上げ\(^^)/
でも生ビール🍺1杯とラーメンでいっぱいいっぱいでした・・・・(;´д`)
ホテルに戻り、使用したウェアを下洗いして乾かしてからようやく目を閉じることができました。
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ことウルトラに関しては、そこで闘った全ての方が勇者だと私は思います。
目標を達成するかどうかは次の問題で、このレースにトライして、挑戦するその姿が勇者の証しだと思います。
ランナーは、いつか必ずや自分が納得できるレースを走るために、また次のレースを目指して走り続けるんです・・・
そんなことをあらためて考えさせてくれた四万十川ウルトラマラソン
長い長かった感想記をこれで終わります。
四万十川の皆さま、ありがとうございました(^^)
そして応援していただいたみなさん、本当にありがとうございました\(^^)/
