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四万十川ウルトラマラソン100キロ完走記(その2)

四万十ウルトラの歴史・・・
それは(株)ランナーズ(現アールビーズ)からの「100キロマラソンやりませんか」の突然の提案から始まったそうです。その提案を受けて当時すでに実績のあったサロマに派遣された担当者は、サロマでの平坦な道、雄大な景色を見て落胆。一旦は地形や道路状況など考えると、とうてい四万十では無理と思ったのですが、「四万十には山も川も心もある、その特色を生かして四万十ならではのざまな大会を作ろうやいか」と発起。こうして日本最後の清流と言われる大会が開催されることになったそうです。
そして最初の提案から1年4ヶ月後の平成6年10月16日に第1回の大会が開催され、ついに24回目を数え、東のサロマ、西の四万十とたとえられる大会へとつながってきたわけですね・・・ふむふむ。


さて、前半を振り返ってみると、序盤の高低差600mの堂ケ森峠越えがひとつのポイントでした。
誰もが考えるように下りで極力抑えることが後半のダメージを軽くしてくれます。
私も抑えたつもりでしたが、きっと抑え切れてなかったかもしれません。体調のほころびだけではなく、冷静にレースを組み立てる思考も足りなかったかなぁ(^^;)

もう一つのポイントは、55キロ過ぎにある半家(はげ)沈下橋を過ぎたところにある峰半家の峠越え。ここは急勾配で150mほど一気に登るのですがキツイ箇所です。
坂は何だかんだと言って走りきりましたが、ここでも無理してしまったのかも(^^;)

ここまではトイレに行く回数も多かったし、二の腕も痛いし腕が上がらないし、右膝もヤバイし、なんだよこれ~と思いながらも走り続けていました(。>ω<。)ノ

写真は60キロの手前にある半家(はげ)沈下橋を渡るところ。
四万十を代表する景観に沈下橋がありますが、こうした沈下橋を渡ってみると、あらためて四万十なんだなぁと込み上げるものがありますねぇ(^^)




本来ならもう一つの沈下橋を70キロ手前で渡るのですが、今年は橋の破損によりコース変更となってしまいました。
これが、岩間沈下橋です。
う~ん、残念な姿です(^^;)

(TH2さん提供)


さぁ後半です・・・

61.5キロ地点には、レストステーション(カヌー館)があります。
ここではスタート前に渡した手荷物を受け取ることができます。私は、昨年の四万十ウルトラ参加賞のTシャツとシューズを預けていました。
着替えることはないと思いながらも、念のためです-

(TH2さん提供)


さぁカヌー館まで辿り着きました(^_^)v
TH2さんが待っているんだろうなと思いながらカメラを構えながら走っていると、ピカチュー発見!
首からさげたメガホンもすごい小道具だぁ(笑)

(TH2さん提供)


私カメラ(ピンボケ)



ここで応援をいただけるはとても力になります。
笑っている程余裕はなし・・・正直、ここで脚と気力は終わってましたヽ( ´_`)丿

(TH2さん提供)


TH2さんからは前半少しペース速いねぇ~飛ばしすぎ~との一言と「完走目指してマイペースで頑張って・・・その先にサブ10があるから」とのアドバイスをいただきました(^^)/
サブ10ランナーの言葉は説得力あるなぁ(^^)
ここでカジさんのラップも教えてもらいましたが一定のペースでラップを刻んでいたので今回は完走の期待十分です(^^)/


カヌー館では、ぶしゅかんジュースと味噌汁、豆腐を食べました。それから無料配布のアミノバイタルをいただきました。

ここまで固形物を摂ったのは、アンパン半分だけだったので、おにぎり1つでも食べておけば良かった。
マラソンもそうだけど、ウルトラは如何に食べながら走るかなので、ここで食べられないというのは体力にも影響するのだぁ(^^;)


本当は時間をかけてでも食事を取れれば良かったけど、でもこれが受付なかったんだよね・・・(>_<)


4、5分TH2さんと話しながらスタートです。正直、脚は売り切れ、体力も落ちていたんだと思う(今思えば)(>_<)

(TH2さん提供)

レストステーションのカヌー館を出て、TH2さんの視界から消えるあたりでもう走れなくなっていました。


あと残すところ40キロを切っているので、再び闘志が湧くところ・・・でも腕が痛い、脚が前にでない(。>ω<。)ノ


腕が筋肉痛、腕が振れないのが、こんなに辛いとは思ってもいなかった・・・・


そんな時、目の前に歩いているランナーを見て、今日初めて自分も歩いてしまいました。

あの人が歩いているんだから、自分だって歩いていいんだ・・・そんな気持ちになっていました。

一度歩いてしまうと、もう自分自身に打ち勝つことはできなくなっていました。
走っては歩くの繰り返し(>_<)

昨年は歩かずに完走したのに70キロを前にして歩きがはいるとは・・・・こんなに早くダメになるとは想定外でした。

それでも3キロから4キロぐらいの距離は何とか走り、そのあと1分くらい歩くの繰り返しで前に進みます(>_<)


そんな状態でしたが、70キロ過ぎたあたりでしょうか、いきなり嫁の声援がありビックリしました(^^)

岩間沈下橋が通行止めなので国道441号を走って、茅生(かよう)大橋で折り返す臨時コース。
例年は岩間沈下橋を渡って、茅生大橋を渡るコースなのですが、今回は岩間沈下橋が渡れないので、橋を往復するコース設定となっていました。
ちょっとしたサプライズ。そのうえ、橋の下からは子供達の声援も聞こえます(^^)
ちょっと苦笑いの私・・・



子供達が橋の下で釣りをしながら声援を上げていたので、のぞき込んでみると、ポツンと小さく見えてます。
子供達の声援・・・結構谷間なので声が響きましたね(^^;)



子供達は魚釣り目的でこの場所に来たらしいけど、近くににはいるのかなぁと思ってはいましたが、まさか橋の上下で応援を受けるとは思っていませんでした。声援は嬉しかったけど十分応えることができなかった(´・_・`)
この写真が私が撮った最後の写真。それ以降は、写真を撮る元気もなくなっていました(>_<)



しかしこの声援を受けて頑張らないわけにはいかない(>_<)
ポーズだけは元気に(-_-)



渡った吊り橋ですが、下から見るとこんな感じなんですね~
今日の四万十川は10月中旬なのに、この陽気~
釣りの成果はゼロだったそう(^^)



結局は網ですくった小魚を家に持ち帰ってました(^^;)



綺麗な川ですね~いまこうして見返すと癒やされますが、走っているこの時点では感傷的な想いはあまりなくとにかくしんどかった。



嫁が後ろから応援していると思うと歩けないし・・・この先を曲がって少しすすんだところで結局歩きました(情けないなぁ)



80キロの手前、何キロだったかよく覚えていませんが、椅子があったので腰掛けました。
そして5分だけこのまま休もうと目を閉じたところ、いつの間にか眠ってしまいコクリと前に崩れて目が覚めるということがありました。こりゃダメだぁ(。>ω<。)ノ

5分休んで、走る気が起きるまで歩きます。

走れるか?自問自答しながらそしてまた走ります。

走りながら歩きながら、なんとか80キロ地点に
60キロ~80キロ 2時間24分33秒 
この20キロは、キロ7分14秒まで落ち込んでいました。

走っている時はキロ6分前後、時々はキロ5分半のペースで走るんですが、とにかく歩きが多くなっていました。



辛かったこと、楽しかったこと、ここまで練習してきたことなど、頭の中でいろいろな事を考え何とか頑張ろうとするのですが、前に進む気力が湧かない状態。

いっそのこと膝を怪我して完走出来なかった言い訳にしようかとか・・・・
このまま倒れたらどうなるんかなぁとか・・・・
マイナス思考どっぷりでした(-_-)

昨年は、残りの距離が縮まっていくことで元気が出てきましたが、今年は体力がなくなったせいか復活する素振りもありません(笑)
多分ガス欠もあったのだと思います。


80キロと90キロの間だったと思いましたが、またまた座り込みました。
椅子がなかったので、コンクリの部分に座り5分間だけ休みます(2度目)。


一番の問題は気力がないこと。
二番目には両腕が痛いこと。


それでも何とか踏み出しました。

少しずつでも進むことによって距離が減っていくのは感じてました。

90キロを過ぎたところで、これで完走はもう間違いないと思え少し安心しましたヽ( ´_`)丿

もう時計を見る気力もなく今何時なのか、タイムはどれくらいか、まったく興味がなくなっていました。


残り8キロ・・・あぁいつも走っているあのコースと同じかぁと思いながらも走ったり歩いたり

残り7キロ・・・このぐらいどってことない距離じゃないかと思いながらも走ったり歩いたり

残り5キロ・・・丸亀城3周もないじゃないかと思いながらも走ったり歩いたり

残り4.7キロ給水所・・・あぁ俺はここまで何のために走ってきたんだろう、このまま終わっていいのか、あと4.7キロでレースが終わってしまんだぞ(´・Д・)」
歩かないと決めてレースに臨んだんじゃないのか(>_<)
ここにきて沸々ととしたものが少し湧き上がってきました(遅いけど)

トイレに行って大丈夫か確かめて(笑)、コーラと水を飲み、レモンをかじり、ここからは絶対歩かないぞと誓って走り出しました。


自分でもこんな力が残っていたのかと思うくらいのペースで走りました。
遙か前に私を追い越していった方々を次々と抜き去ります(^-^)/

腕も痛い、息も絶え絶え、でもあと4キロで終わってしまうという思いが勝りました。

ラスト1キロの急坂の登り。殆どの方が歩いていましたが、走りきりました。
この坂の地名は百笑(どうめき)と言うらしいのですが、100キロ走ってきて最後に笑うヾ(・∀・)ノ



最後の最後に自分に勝つことが出来た・・・
このポーズはラスト4.7キロを走り抜いた・・・そのことへのガッツポーズでした。

(TH2さん提供)


そして終わったという安堵

(TH2さん提供)


11時間は超えていたと思っていたので、時計を見て10時間半を切っていたのでびっくりでした。



TH2さんがゴールで待ってくれていました。
TH2さんに手で合図しながら、完走メダルをいただき、チップを外してもらうため椅子に腰掛けます。
すると中学生、高校生?がアイシング用の氷をいくつも持ってきてくれるんです(^^)
嬉しかった~
ただ私の体はボロボロで、しばらく動くことが出来ませんでした(。>ω<。)ノ
ただ最後の最後に頑張れたこと、出し切ったことで気持ちは一杯でしたヾ(o´∀`o)ノ

(TH2さん提供)


これで今年の100キロレースは終わりました・・・・


走らせていただいたことに感謝ヾ(o´∀`o)ノ

そして、スタートラインに立つことが出来たことに感謝

長時間立ち続けて応援してくれたスタッフ、ボライティアの皆さんに感謝

沿道の声援、丸亀から遠路遙々長時間の応援してくれたTH2さんに感謝

家族に感謝、ブログ村の皆さんに感謝、他にも応援いただいた皆様に感謝、感謝ですヽ(≧∀≦)ノ



ウルトラマラソンは距離が長い分ドラマがありますw(゚o゚)w


1,947人(100キロ登録者)それぞれのレースがあり、その中に楽しさと苦しさを味付けしたストーリーが生まれるのですね((∩^Д^∩))


一歩一歩の先にゴールがあるんだということを今回ほど強く感じたレースはありませんでした(*≧∪≦)


自分を信じて、最後まで強い気持ちを持ち、諦めないことが大切なんだと思います(//>ω<)


100キロを完走することは決して簡単なことではありませんが、成せば鍛えれば人は如何なる力も持ち得ると思っています(^-^)/


※カジさんのゴールはすごく気になっていたのですが、家族も一緒なのでゴールを待たず帰路へ( ノД`)
 途中ランナーズアップデートでカジさんのゴールを確認(((o(*゚▽゚*)o)))
 カジさんからも連絡が入ったので本当に良かった\(^o^)/








右が去年いただいた小石(作者:さくらさん)(^^)/、左が今年いただいた小石(作者:早織さん)(^^)/。何れも沈下橋の絵です。




走り終わった直後の筋肉の状態ですが、あれほど苦しめられた両二の腕の痛みは、ほとんどなくなっていました(゚△゚;ノ)ノ

足も異常なし。

右膝はかなり痛みがあって、階段を降りる際には難儀でした。

その右膝の痛みも2日ぐらいでなくなり、今日25日は朝 走ろうかなぁというぐらい回復していましたが大事をとって休養です。


今回はいろいろなことがアクシデントとして重なりましたが、全ては自己管理の不十分さから招いた結果でした。

同じ事を繰り返さないようにしたいと思います(^_^)v


走った直後はもう100キロは走らないと思ってましたが、早4日で心がゆらいでいます(笑)


次なるレースはここ!
IMG_6942.jpg




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プロフィール

ken

Author:ken
年も年なので無理しないように、走っています。
歩かない、諦めない、唾を吐かない、感謝の気持ちを忘れない。


【自己ベスト】ネットタイム
■10㎞
 45分36秒 H19.10.7 
 とわだ駒街道マラソン
 (非公認)
 45分05秒 H28.3.13
   鳥取マラソン
■ハーフ
 1時間39分39秒 H28.11.6
 清川やまびこマラソン
 
(非公認)
  1時間36分32秒 H28.3.13
  鳥取マラソン
■30㎞
 2時間37分29秒 H21.7.26
 釧路湿原マラソン
(非公認)
 2時間19分02秒 H28.3.13
 鳥取マラソン

■フル
 3時間21分35秒 H28.03.13
  鳥取マラソン

■ウルトラ
 10時間23分7秒 H30.10.21
  四万十川ウルトラマラソン

【2023結果】
■ハーフマラソン
 三豊うらしまマラソンR5.11.19
 1時間42分59秒
 
■トレイルラン
 
■フルマラソン
愛媛マラソン R5.2.12
3時間55分36秒

■ウルトラマラソン
 えびすだいこくウルトラ100kmマラソン R5.5.28
 12時間22分36秒

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